「安心して受験に臨んで」 三重県教育長、願書性別記入欄の廃止で

三重県の廣田教育長は3日の定例記者会見で、来年の県立高校入試から入学願書の性別記入欄を廃止する理由について「子どもたち全員が心の負担を感じず、安心して受験に臨んでもらえるようにした」と述べた。

廣田教育長は「性別に書きづらさを感じる人が一人でもいるのであれば、あり方を見直す必要があると考えた。安心して受験に臨んでもらえるよう、廃止することにした。世界的な流れだと思う」と述べた。

中学校側が作成し、高校に送る調査書に性別欄を残すことについては「施設や授業編成の準備で必要。事務的な形では性別を教えてもらう必要がある。書きづらい場合は空欄も認める」と説明した。

性別欄の廃止が高校合格者の男女比に与える影響を問われた廣田教育長は「性別は選抜に全く関係ない。これまでも選抜は性別に関係なく実施してきた」と述べ、影響はないとの見方を示した。

県教委によると、県立高校の願書はこれまで、男女のいずれかに丸を付ける選択式で性別欄を設けていたが、昨年の試験から性別欄を記述式に変更。来年の試験からは記入欄自体をなくすことにした。