聴覚障害者を災害時支援 三重県と志摩市が協定、名簿提供

【協定書に署名した竹内市長(左)と鈴木知事=三重県庁で】

三重県と志摩市は3日、災害時に聴覚障害者を支援するため、協定を締結した。市が事前に提供した名簿を元に、県が聴覚障害者の安否などを確認する。県は平成25年度から聴覚障害者の情報を市町と共有する協定の締結を進めており、11市町目。

協定締結式が県庁で開かれ、鈴木英敬知事は「大きな災害がいつ起こってもおかしくない状況。協定を機にともにレベルアップしたい」とあいさつ。竹内千尋市長は「災害が日常化する中、日頃の備えが減災につながる。協定締結の意義は大きい」と述べた。

市は協定に基づき、市内に住む聴覚障害者のうち本人から同意が得られた分の名簿を県聴覚障害者支援センター(津市)に提供。災害時はセンターが聴覚障害者と連絡を取り、有志の災害支援サポーターが避難所生活を支援する。

県は平成24年度に聴覚障害者を支援する中核施設としてセンターを設置。センターによると、サポーターには約130人が登録している。

締結式に立ち会った倉野直紀センター長は「南海トラフ地震に備えて南部を優先的に協定締結を進め、県内全29市町に広めていきたい」と語った。