多気町長会見 伊勢芋の種芋を栽培 ふるさと納税を活用 三重

【多気郡】三重県の久保行央多気町長は9月30日、同町役場で定例記者会見に臨み、ふるさと納税を活用して同町特産「伊勢芋」の種芋栽培に取り組むと発表した。同町相可の県立相可高校に栽培施設を設置し、生徒が栽培する。

同町では伊勢芋を約11ヘクタールで植え付け、年間約130トンを収穫し、うち4割を種芋に回している。農家の高齢化で収量が2、30年前の半分以下に落ち込んでいるが、需要は多く、出荷量の増加が課題となっている。

寄付金で同校農場に密閉型育苗施設を設け、同校生産経済科の生徒が細分割増殖法で年間を通じて種芋だけ育てる。JA多気郡伊勢いも部会が種芋を提供し、同町丹生の農業法人ポモナファームが支援する。

寄付の目標額は設備費など370万円。来年2月に設備を導入し、同3月から栽培を始める。寄付者には同校食物調理科監修の「ダシ入りすりおろし冷蔵とろろ」を贈る。

平成30年度のふるさと納税の寄付は、返礼品が伊勢芋関連分が287件306万円あった。

久保町長は「種芋だけの栽培は長年の懸案だった。収益アップにつなげたい」とアピールした。