「かけ子」ら3被告、起訴内容認める キャッシュカード詐欺初公判 津地裁 三重

クレジット協会の会員などになりすまし、キャッシュカード三枚をだまし取ったとして、詐欺の罪に問われた詐欺グループの架け子ら3被告の初公判が30日、三重県の津地裁(濵口紗織裁判官)であり、いずれも起訴内容を認めた。

被告は神奈川県相模原市、無職池味雅史(27)▽同市、無職金城航(28)▽同県大和市、無職伊波大輝(28)の3人。

起訴状などによると、池見被告ら3人は6月下旬、詐欺グループのメンバーと共謀し、山口県下関市の90代男性にクレジット協会の会員などを装ってうその電話をかける「かけ子」の役割を務め、男性からキャッシュカード3枚をだまし取ったとされる。

冒頭陳述で検察側は、金城被告が詐欺グループのメンバーにかけ子の仕事を紹介され、池見、伊波の両被告を誘ったことを明らかにした。その上で「高齢者らにうその電話を掛け、キャッシュカードを送付させる手口を繰り返していた」と述べた。

この詐欺事件を巡っては、指示役として東京都港区、会社員山元聖作被告(54)と、金を引き出す「出し子」として、弟の運送業山元聖三被告(47)=同区=が詐欺罪で逮捕、起訴済み。この詐欺グループは全国8県で約3500万円をだまし取ったとされており、他の事件でも逮捕、起訴されている。