鳥羽 「浦村かき」初出荷 やや小ぶり、生産量例年並み 三重

【養殖いかだからカキを水揚げする業者ら=鳥羽市浦村町の生浦湾で】

【鳥羽】三重県鳥羽市浦村町の養殖かき「浦村かき」の初出荷が30日、同町の生浦湾(おうのうらわん)であった。市場を通じて来年3月下旬まで出荷は続く。

鳥羽磯部漁協浦村支所浦村かき組合によると、同湾でのかき養殖は昭和2年に始まり、真珠不振の昭和40年代にピークを迎えた。

現在は64業者が1250台のいかだを湾内に浮かべ、年間約4500トンを全国に出荷している。

この日は業者が朝からいかだから貝を水揚げし、大きさごとに選別、箱詰めする作業に追われていた。

同町では例年10―11月にかけて、ひのきの間伐材で作ったいかだに垂らした約7メートルのロープに種かきの付着したホタテの貝板を吊るして養殖。翌年9月から水揚げを始め、1年かきとして出荷している。県産生産量の約3分の2を占め、全国生産量は5位という。

今年は例年よりやや身は小ぶりながら良質で生産量もほぼ例年並みという。同組合の松村清代表(60)は「季節と共に味わいが変わる浦村のカキを楽しんで欲しい」と話していた。