三重大 院生ら浜岡原発見学 安全対策の重要性学ぶ 三重

【浜岡原子力館を見学する学生ら=静岡県御前崎市で】

三重大工学研究科の大学院生らが29日、静岡県御前崎市の中電浜岡原子力発電所を見学した。津波対策で設けられた防波壁や過去の事故を紹介する展示などを見て、安全対策の重要性を学んだ。

同大の渡邊明名誉教授(経営学)が、工学研究科の学生らを対象に開いている授業の一環。「エンジニアを目指している学生らに、安全対策を進める現場を見てもらおう」と、毎年実施している。

学生らは担当者から浜岡原発の安全対策について説明を受けた後、敷地内の浜岡原子力館で原子炉の実物大モデルを見て原発の仕組みを学んだ。5号機の建屋にも入り、燃料プールなども見学した。

浜岡原発で過去に発生した事故の教訓を伝える「失敗に学ぶ回廊」も訪問。事故の原因や対策などをまとめたパネルや爆発によって破断した配管、事故を報じる当時の新聞記事などに見入っていた。

学生らは取材に「海抜22メートルの防波壁など、対策は想像より大きな規模だったが、これで十分かどうかをこれから考えたい」「過去の事故を公開する取り組みは意義があると思った」などと感想を語った。