鈴鹿 大地震想定、1800人が訓練 土砂災害救助など20種類実践 三重

【土砂災害現場を想定し救助訓練をする参加者ら=鈴鹿市石薬師町の県消防学校で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市は29日、同市石薬師町の県消防学校で「令和元年度市総合防災訓練」を実施。市職員をはじめ、自治会や自主防災隊、防災協定締結事業者、当日来場者など約1800人が、それぞれの役割を担うための訓練や体験に参加した。

2年に1度の開催で、相互の連携協力体制や災害応急活動の強化を図るのが目的。昨年は台風で中止となり、3年ぶりの実施となった。

訓練は「南海トラフを震源とするマグニチュード9.0の海溝型地震が発生し、市内では最大震度7の揺れを観測。大津波警報が発表され、人的被害やライフラインの被害などが発生している」という状況を想定。

災害救助犬2匹を使ったがれきからの救助訓練や倒壊家屋からの出火をバケツリレーや消火器などの放水で食い止める初期消火訓練、土砂災害からの救助訓練、ドローンを使った情報収集訓練など、時系列に沿った実践的な約20種類の訓練をそれぞれに実施し、個々の役割や連携を確認した。

一般来場者は、救護所開設運営訓練のけが人役として参加してトリアージを体験したり、避難所開設運営訓練の避難者役として避難所運営を体験した。

最後に末松則子市長は「本日の訓練を通じて『自助』『共助』の取り組みが高まり、『公助』と関係機関との協力・連携体制の強化を図ることが、市の防災・減災力の向上につながる」と講評した。

同市算所四丁目自治会の自主防災隊として、消火訓練に参加した釆睾隆道さん(69)は「訓練は防災意識を高めるために重要」と話していた。