伊勢調理製菓専門 イワシのすし作りを指導 松田さん、鰯街道をPR 三重

【イワシのさばき方を生徒らに教える松田さん(右端)=伊勢市河崎の伊勢調理製菓専門学校で】

【伊勢】かつて津市から京都へ伊勢湾のイワシを運んだ「鰯街道(いわしかいどう)」を知ってもらおうと、三重県伊勢市河崎の伊勢調理製菓専門学校で27日、イワシを使ったすし作りの特別授業が開かれた。津市のすし職人、松田春喜さん(69)が、母校の生徒らにイワシの扱い方やすしの基本を指導した。

室町から江戸時代にかけ、安濃津(津市)で取れた新鮮なイワシを京都へ運んだという「鰯街道」。津市で東京大寿司を営んでいた松田さんは、その食文化を広めようと活動している。

授業には、同校調理師科の16人が参加した。松田さんは、鰯街道やすし文化について解説し、実習では伊勢湾産のイワシを使ったにぎり寿司などを指導。しゃりの仕込みやイワシのさばき方を手ほどきし、生徒たちが熱心に取り組んだ。

松田さんは「伊勢湾はイワシがたくさん水揚げされるが、多くが飼料などにされてしまう。おいしい三重のイワシをもっと食べてもらえるよう、鰯街道を広くPRしたい」と話していた。