三重学生リーグ きょうから天王山

三重県内5つの大学・高専で争われる三重学生野球の秋季リーグ戦(伊勢新聞社など後援)の優勝争いは、6勝2敗で勝ち点3の四日市大と、4勝2敗で勝ち点2の皇學館大が津球場で激突する28日からの直接対決に持ち込まれた。優勝して、明治神宮大会につながる東海地区大学秋季選手権出場を目指す両校を紹介する。

■四日市大
3季ぶりのリーグ優勝は目前。23日の鈴鹿大との3回戦に勝って5校中唯一勝ち点を3に伸ばし、全チームから勝ち点を獲得する完全優勝まであと2勝と迫った。

今季の好調を支えるのはバッテリーを中心とした安定した守備力だ。今年春までクローザーだった吉村優希(3年・筑紫台)が先発の柱に成長。リーグ終盤で故障から復帰した角井洸太(2年・小松大谷)、三重大との1回戦でリーグ初登板初先発ながら6回1/3を無失点で切り抜けた橋本宝(3年・名古屋大谷)も頭角を現した。捕手の伊藤圭吾(3年・常葉橘)は「1戦1戦積み重ねて投手1人1人が自信を持てるようになった」と話す。

先発マスクを被る伊藤を扇の要に、加藤楓(2年・武庫荘総合)、森大志(3年・桑名北)の二遊間、強肩の中堅手村川凪主将(3年・如水館)を中心にバックも手堅く、木下隆司監督も「守備は及第点」。後は得点力の向上。過去リーグ盗塁王にも輝いた村川は「一塁に出たら100パーセント二塁を狙う姿勢でいく」。今季から4番を打つ伊藤も「中軸の重圧から解放されてきた。チャンスで一本打つ」と意気込む。
■皇學館大
翌週に鈴鹿大との2回戦を控えるが、目の前の四日市大戦に集中する。3季連続Vに向けて、初戦の先発が予想される中山拓也(4年・相可)は「先のことは考えず1イニング1イニングに集中する」。中軸打者の奥谷行宏(4年・名張桔梗丘)も「チャンスで1点取り、守り切りたい」

8日の三重大との2回戦で大敗する苦杯をなめたがそこから粘り強く勝ち上がった。23日の3回戦は延長13回タイブレークの末勝利して自力優勝の可能性を維持。先発の柱を担う中山や藤城拡貴(4年・袋井)に加え、背中のけがで出遅れていた春の最優秀投手脇田拓海(4年・皇學館)が戻ってきたことも好材料。

神宮出場を目指して奥谷や、今年春の東海大会で首位打者に輝いた宮﨑柊林(4年・海星)ら多くの4年生がチームに残った。その思いに期待するのは森本進監督だ。遊撃手として守備でも要の宮﨑は「仲間にミスが出た後のプレーに特に気を配る」。三重大との3回戦で、敵失を呼ぶ内野ゴロで決勝点を叩きだした八重田翔大(4年・海星)も「1球に対する思いを後輩たちに見せたい」と闘志を秘める。