無人島の利活用を探る 志摩市が市場調査へ 三重

【志摩】三重県志摩市は10月1日から、市が所有する無人島「多徳島」(同市阿児町神明)について民間事業者を交えて利活用の方法を探る「サウンディング型市場調査」を始める。

多徳島は平成28年に開催された伊勢志摩サミットの舞台となった賢島から、南に約650メートルの英虞湾内に位置する敷地面積約402万平方メートルの島。明治期には御木本幸吉が半円養殖真珠を発明した「真珠のふるさと」として知られ、現在は無人島となっている。

昭和34年から朝日財団によりキャンプ場が設置され、小学生を対象とした研修などが開かれていたが、平成以降は定期的な草刈り以外ではほとんど人の出入りはなく、利活用について検討されていた。

市は民間事業者への島の貸し付けを前提に、参入を希望する事業者と直接対話して事業化に向けた意見や提案などを募集する。具体的には、「英虞湾観光振興への寄与」「地域における雇用創出と他地域からの流入増加促進」などの条件を求めていくとしている。

来月1日から市のホームページ上で公募を図り、12月初旬から中旬にかけて聞き取りを実施。来年1月上旬に結果をホームページ上で公表する。