回遊魚捕獲へ浮漁礁設置 三重外湾漁協紀州支所 サワラの水揚げ増える

【浮漁礁に寄ってくる回遊魚を狙う漁師=紀北町の長島港の沖合で】

【北牟婁郡】三重外湾漁協紀州支所は、カツオやシイラなどの回遊魚を捕まえるため、長島港の沖合に浮漁礁を設置しており、一定の成果が表れているという。26日も、漁師が浮漁礁の周辺で魚を狙う姿が見られた。

同支所によると、カツオやシイラ、サワラは浮漁礁の周りに集まる海藻や小魚を食べるため浮漁礁周辺に集まってくるという。漁師はそれらの魚をさまざまな漁法で捕まえる。

浮漁礁を設置したことで同支所の市場に、1匹重さ10キロ前後のサワラが1日平均5―6匹揚がるようになり、多い日は15匹前後の水揚げがあるという。

漁師から浮漁礁の設置を求める声が上がり、3年前から町の補助金を活用し、浮漁礁を制作して沖合に設置している。

先月27日に漁師らが竹を11本組み合わせて長さ8メートル、幅1・5メートルの浮漁礁を制作。今月2日、港から沖合約7キロ地点に設置した。

同支所の小川和久理事(70)は「設置した翌日にサワラが寄ってきたと聞き、やりがいがある。少しでも漁業者に利益が出れば」と話した。