伊勢湾台風60年、冥福祈る 桑名で3000本のろうそくに火 三重

【ろうそくに火を灯す子どもら=桑名市立田町で】

【桑名】三重、愛知を中心に全国で約5千人の死者・行方不明者を出した伊勢湾台風の襲来から60年を迎えた26日、三重県桑名市立田町の市城南河川防災ステーションで、追悼行事・伊勢湾台風のつどい(実行委員会主催)があった。約500人が訪れ、竹筒やプラスチックコップに設置した3千本のろうそくに火を灯し、犠牲者の冥福を祈った。

被災経験者らでつくる「あかりプロジェクト桑名」が中心となり、今年で6回目。プロジェクトの代表で実行委員会の委員長も務める川瀬みち代さんはあいさつで「伊勢湾台風で亡くなられた方々のことを次の世代に語り継ぎたい」と語った。

プロジェクトのメンバーは市内21の小学校で、被災体験を語る活動をしている。この日は訪れた学校の児童らも大勢参加。ろうそくに火を灯し、犠牲者に思いをはせた。

伊勢湾台風は昭和34年9月26日夕から夜に掛け、紀伊半島を縦断。伊勢湾に大きな高潮を発生させ、堤防を決壊させた。桑名市などの海抜0メートル地帯に水が流れ込んで被害を拡大させ、県内の死者・行方不明者は1281人に上った。