アコヤガイ大量死問題 原因究明、経営支援を要望 真珠養殖連絡協が三重県知事に

【鈴木知事(手前)に要望書を手渡す山際会長=三重県庁で】

志摩市の英虞湾などでアコヤガイが大量死した問題で、三重県県内の真珠養殖業者らでつくる県真珠養殖連絡協議会は18日、へい死の原因究明や経営支援を求める要望書を鈴木英敬知事に提出した。

山際定会長らが県庁を訪れ、鈴木知事に要望書を手渡した。同会長は「稚貝のへい死は、来年、再来年にも影響が及ぶ。必ずこの試練を乗り越えるという強い気持ちで生産の回復に取り組むので支援してほしい」と訴えた。

要望書では、へい死の原因究明と対策▽県水産振興事業団での稚貝生産▽経営再建や稚貝の購入などを目的に受ける融資の利子の無償化▽県水産研究所の真珠養殖に関する体制強化―の4項目を求めた。

鈴木知事は要望を受け「全面的に支援し、真珠の経営を守る。全て対応したい」と回答。「三重県にとって大事なブランドを途絶えさせるようなことはできない。スピード感を持って取り組む」と述べた。

県の調査によると、海中へ投入してから数カ月しかたっていない稚貝の7割が死亡。貝殻を組成する「外とう膜」が縮む症状も見られた。県は国の増殖研究所と協力し、原因の究明を進めている。