伊勢シーパラのノコギリエイ 来館32年、国内飼育記録更新を祝う 三重

【来館32周年を迎え、国内飼育記録を更新し続けているノコギリエイ=伊勢市二見町江の伊勢シーパラダイスで】

【伊勢】三重県伊勢市二見町江の水族館「伊勢シーパラダイス」で18日、国内飼育記録を更新中のノコギリエイ(推定32歳、雌)の長寿記録更新を祝うイベントがあった。来館32周年のこの日、飼育日数は1万1688日となった。

ノコギリエイはオーストラリア近海で捕獲され、昭和62年に同館に搬入された。体長は約2・6メートルで、捕食時に使うノコギリ状に肥大したうろこが特徴。3日に1回アジやサバ1キロを食べ、元気に過ごしている。

来館当初、水族館での長期飼育は非常に困難とされていたが、海水と淡水の交わる汽水域にも生息するノコギリエイの生態を知った竹内義樹館長や飼育員らが、海水の塩分濃度を低くするなど研究を重ね、飼育方法を確立した。

この日は、水槽前で飼育員の中島亮さん(32)がノコギリエイの長生きの秘訣(ひけつ)を紙芝居で紹介。来館者らがクラッカーを鳴らしてお祝いした。普段は入れないバックヤードでの餌やり体験があり、オリジナル缶バッジもプレゼントされた。

中島さんは「ノコギリエイは日本ではかなり貴重な生き物なので、ぜひ見に来てもらい、多くの人に知ってもらいたい」と話した。