酒に酔い知人暴行、認める 初公判で元陸自隊員 三重

酒に酔って知人男性に暴行を加え、急性硬膜下血腫や頭蓋骨骨折などの重傷を負わせたとして、傷害の罪に問われた三重県津市久居新町、元陸上自衛隊久居駐屯地の三等陸曹で無職山中聡一郎被告(32)の初公判が17日、津地裁であり、山中被告は起訴内容を認めた。

起訴状などによると、山中被告は7月13日午前2時ごろ、同市大門の駐車場で、一緒に酒を飲んでいた知人男性の態度に腹を立て、顔面などに殴る蹴るの暴行を加えた上、投げ飛ばして後頭部を地面に打ち付け、全治不詳のけがを負わせたとされる。

冒頭陳述で検察側は、一緒に飲んでいた男性の上司が身代わりを申し出た際、山中被告が提案に応じたことを明らかにした。その後、自衛隊の上司に促されて出頭。証拠調べでは「記憶や認知能力に後遺症が残るのは間違いない」とする医師の所見を紹介した。

弁護側は男性側との和解交渉が進んでいることを明らかにし、被告人質問で山中被告は「一生かかっても賠償金を支払う」と述べた。

最後に検察官が男性の母親の心情を代読。「死んでもおかしくない状況と言われた時は言葉にならなかった。身も心もぼろぼろになり、不安で眠れない日々が続く。自分が死んだら息子はどうなるのか」などと述べた。