高齢者運転対策で意見交換 中村度会町長、三重県知事と対談

【地元高校生が考案した茶葉を使ったクッキーを鈴木知事に勧める中村町長(右)=度会町役場で】

【度会郡】鈴木英敬三重県知事は17日、度会町役場で、6月の同町長選で初当選した中村忠彦町長との初めての一対一対談に臨み、高齢者の安全運転対策や幼少期からの教育充実について意見交換した。

鈴木知事は冒頭、「度会町は熊野灘や伊勢湾沿岸地域が災害に遭った際には拠点となる地域。防災意識を高めてもらうことは極めて重要」とあいさつ。中村町長は南伊勢高校度会校舎の生徒が考案した地元茶葉のクッキーなどを紹介し、「道しるべとなる助言を期待したい」と述べた。

中村町長は町内65歳以上の高齢化率が30%を超える一方、自家用車保有台数が1・88台と県内でも最も多く、運転免許自主返納数が横ばいとなっている現状を紹介し、公共交通の地域間格差や交通弱者支援への考えを質問。併せて既販車に後付けできる安全運転支援装置を紹介し、「普及に向けた設置補助制度の前向きな検討を」と求めた。

鈴木知事は、高齢運転者が運転能力を確認できる研修制度や、免許返納後の公共交通機関割引サービスなどを紹介。また「地域の実情に応じた手段の確保とし交通と福祉の連携が大事」として、課題整理や情報発信に努める考えを示した。

支援装置の補助制度については「県単独では難しい。市町がやるなら一部負担など他府県も見ながら検討していく」と述べた。

対談ではこのほか、町が進める就学前から小学校への継続した教育施策について議論が交わされた。