津 二科展デザインで坂井さん特選 「漫画家目指すプラスに」 三重

【受賞を喜ぶ(前列左から)坂井さん、小林さん、林君(後列左)と中井さん=津市渋見町の美甫絵画塾で】

【津】美術公募団体二科会デザイン部の第104回展自由テーマ・イラスト部門で、津市渋見町の美甫絵画塾に通う坂井真さん(27)=同市白山町=が東海3県でただ一人特選賞に輝いた。

二科展デザイン部はポスターやイラストなど4部門に一般から770点の出品があり274人290点が入選した。坂井さんは昨年同部門初出品で初入選。今年は頭部が箱状になった人間が機械がひしめく町を歩く姿を俯瞰(ふかん)で捉えた「初動」で大賞に次ぐ特選賞に選ばれた。

坂井さんは会社員を経て現在は漫画家を目指して働きながら制作している。今月7日に東京であった表彰式に出席し「高いレベルの作品がたくさんあった。特選はうれしいが同年代の人が自分より上の賞を取っているのが悔しかった」と心境を語り、今後について「前の作品より納得のいくものを描き漫画家を目指すプラスにしたい」と語った。

また坂井さんと同部門で県立飯野高校3年の林侑太朗君(18)=松阪市曽原町=が2年連続の入選。環境省の「絶滅危惧種の盗掘・乱獲防止」をテーマにしたポスター部門の二科会会員対象の審査で小林泰生さん(54)=鈴鹿市白子二丁目=が上位3席の会員賞を受賞している。

坂井さんと林君を指導する中井美甫さん(69)は同会絵画部の会友で「今は引っ込み思案な人が多いが自分の作品を世に出すことで道が開かれる。勇気を持って挑戦してほしい」と話していた。

そのほかの県内入選者は次の皆さん。伊藤さゆり(松阪市)茂谷雄史(玉城町)