AI機器が避難支援 三重県や伊勢市など実証訓練

【AIアシスタント「Clova」に災害情報について問いかける高齢者=伊勢市の市防災センターで】

【伊勢】三重県や伊勢市、国交省三重河川国道事務所などは13日、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やAI(人工知能)を避難支援に活用する訓練を同市楠部町の市防災センターなどで開き、約200人が参加した。

通信アプリを展開する「LINE」のAIアシスタント「Clova(クローバ)」を、高齢者の避難支援に活用する実証訓練を全国で初めて実施。高齢者が「伊勢市の防災情報につないで」と呼び掛けると、機器が周辺の被害や避難施設を音声で案内した。

LINEが開発を進めている自動対話システムを使った防災チャットボット「SOCDA(ソクダ)」を使った防災情報の発信や、住民や水防団から災害時の情報を収集する実証実験もあった。

鈴木健一市長は「災害時に被害を的確に把握できるツールになる。住民に避難を判断してもらうきっかけにしたい」と説明。LINEのPRを担当する中根大輔さんは「持っているサービスをどう生かせるか、実験を重ねて改善したい」と話していた。