登録有形文化財紹介のトレーディングカード 県建築士会がPR 三重

【県建築士会が作成した登録有形文化財のトレーディングカード=三重県庁で】

三重県建築士会が13日、県庁を訪れ、県内の登録有形文化財(建築物)を紹介するトレーディングカードを鈴木英敬知事にPRした。同会によると、全国にはダムやマンホールなどのトレーディングカードがあるが、登録有形文化財は全国で初めてという。

文化財の活用や地域の活性化につなげるため、平成28―30年度に約37万9千枚を作成。近鉄宇治山田駅(伊勢市)や三重大レーモンドホール(津市)などの登録有形文化財96件、計146種類のカードがあり、建物の訪問者に配布している。

森本則晃会長らが鈴木知事に全種類のトレーディングカードを贈呈。森本会長は「県内の貴重な文化財を広く知ってもらう機会になり、文化財の保存や活用につながっていけばと思う」と話した。

鈴木知事は「私たちの暮らす街にはこんな価値のあるものがあるのだと改めて知ってもらえ、他県から来訪する動機にもなる。非常に大変ありがたいツールを作っていただいた」と述べた。

登録有形文化財は平成8年に始まった国の登録制度。築後50年を経過し、歴史的景観に寄与している建造物が対象となっている。県内では1日現在、256件が登録されている。