寺院の空きスペース貸し借り支援 松阪の仏具店 仲介サイト「かすてら」立ち上げ 三重

【空いた寺院を貸し出す「かすてら」をアピールする野呂専務(左)=松阪市役所で】

【松阪】三重県松阪市中町の仏壇仏具店「佛英堂」はこのほど、寺院の空きスペースの貸し借りを仲介するオンラインサービスのサイト「かすてら」を立ち上げた。

登録するとサービスを利用できる。登録料は無料で、有料の催しの場合に同社が手数料を取る。既に津、松阪両市の20寺が登録。県内寺院は約2200寺あり、当面は津、松阪、伊勢市の約200寺の登録を目指す。

ロックバンドが演奏しながらの書道パフォーマンスの会場に津市西丸之内の正覚寺を仲介したところ、参加者約70人の内訳は檀家とファンが半々だった。寺からは「新しい交流の場になる。どんどんしてください」と喜ばれたという。

同社の野呂英旦専務(33)は「お寺は可能性を秘めた場所。供養だけでなく、日常的な使い方に広げたい。小さいお寺をサポートしていきたい」と利用を呼び掛けている。

かすてらは松阪市が1社を集中支援する「中小企業ハンズオン支援事業」の対象に公募10社の中から選ばれている。同事業は自治体初の取り組みで3年目となる。