志摩 「安乗の人形芝居」本番向け練習佳境 東海中郷土芸能クラブ生徒ら 三重

【安乗人形芝居の本番に向けて練習を重ねる東海中郷土芸能クラブの生徒ら=志摩市立東海中学校で】

【志摩】三重県志摩市阿児町安乗の安乗神社で15、16日に開催される安乗神社秋季例大祭奉納国指定重要無形民俗文化財「安乗の人形芝居」(安乗神社・安乗人形保存会主催)に向けて、最初に演目を披露する同市立東海中学校郷土芸能クラブの生徒らの練習が佳境を迎えている。

同クラブは統廃合に伴い昨年開校した同校と同時に設立し、現在1―3年の男女17人が所属。従来は安乗地区の生徒らが伝統を引き継いできたが、統廃合に伴い地区の枠を超えて伝統文化の継承に励んでいる。

演目は恋愛と主従関係との板挟みで揺れる三浦之助の心情を描いた「鎌倉三代記 三浦之助別れの段」。練習では語りの太夫、三味線、人形の各担当に分かれて保存会のメンバーから指導を受けながら5月下旬から練習を重ねてきた。

部長を務める3年生の松井幸大君(14)は後半で三浦之助の頭(かしら)を務める。本番に向けて「3人で1つの人形を動かすので息が合わないと難しい。本番で全てを出し切れるよう頑張りたい」と話した。

観覧無料で15日は午後7時開演で、同クラブの演目を皮切りに3演目を予定。16日は午後6時半から「戎舞(えびすまい)」など3演目を予定し、両日午後5時から三番叟(さんばんそう)を上演する。