鈴鹿 ゴマ収穫の機械化促進 セミナーに農民ら100人 三重

【ゴマの収穫について説明する県の担当者=鈴鹿市西冨田町で】

【鈴鹿】国の農研機構次世代作物開発研究センター=茨城県つくば市=による「既存の機械を活用したゴマの収穫・乾燥・調整技術の機械化」公開セミナーが11日、三重県の鈴鹿市内であり、全国のゴマ農家など約百人が参加した。

国産ゴマの生産拡大に向け、農研機構と県、ゴマ製造メーカーの九鬼産業、鈴鹿市内を中心としたゴマ農家らは、3年前から国の「革新的技術開発・緊急展開事業」に参加し、ゴマの収穫機械化に取り組んでいる。ゴマの収穫は機械化が難しく、手作業のため約2週間程度かかる。機械化することで作業時間が2、3日に短縮できる。

今年は市内中心の42事業者が計17ヘクタールで金ゴマの「ニシキマル」を栽培し、約5トンの収穫を見込んでいる。

公開セミナーは3年間の取り組みの成果報告と技術の普及を目的に実施。同市西冨田町の畑と農舎では現場見学会があり、参加者らが改良した大豆用コンバインによるゴマの収穫作業や機械によるさく果の乾燥、脱穀や調製の実演を見学した。

その後、同市飯野寺家町の市文化会館で講演会があり、これまでの取り組みや機械収穫したゴマの品質評価などについて説明した。

県農業研究所の田畑茂樹主幹研究員は「改良部品を使うことでコストをかけずに収穫できる。見通しがついてきた」と話していた。