爆発物製造、店で防げ 津署 ホームセンターでテロ対策訓練 三重

【爆発物の原料の購入を想定し、不審者(手前)に対応するホームセンターの店員=津市博多町で】

【津】20日にラグビーのワールドカップ(W杯)が国内で開催されるのを前に、三重県の津署は11日、津市博多町のホームセンター「DCMカーマ津新町店」でテロ対策訓練を実施した。薬局やホームセンターでは爆発物の原料を購入できるため、店員が不審者への対応力を磨くことで製造を未然に防ぐことが狙い。

同署によると、薬局では硫酸や塩酸などの劇薬、ホームセンターでは尿素や硝酸アンモニウムなどを販売している。いずれも爆発物の原料として使える化学物質で、誰でも購入可能という。愛知県では昨年、自宅で高性能爆弾を製造したとして男子大学生=当時(19)=が逮捕された。

この日の訓練では、不審者が尿素を購入しに来ることを想定。「100キロほしい」と要求する男に対し、店員が住所の記入や身分証の提示を求めると、男は購入を諦めた。電話やインターネットで購入を希望する客への対応も確認した。

西村智孝警備課長は「大量に購入しようとする客が来たら警戒してほしい」と指摘。その上で「複数で対応するなど店として情報を共有できる仕組みを作ることが大切。おかしいと思えばすぐに通報して」と語った。