交通事故死者数、全国最悪 松阪市が非常事態宣言 注意喚起へ 三重

【交通死亡事故多発非常事態宣言のポスターを示す竹上市長=松阪市役所で】

【松阪】三重県松阪市は11日、交通死亡事故多発非常事態宣言を発令した。今年の市内交通事故死者数が前年比7人増の13人(11日現在)となり、7月末時点で全国の10万人以上265都市中、10万人当たり交通死者数が最悪となっている。発令期間は年末まで。

7月30日に交通死亡事故多発警報を出したが、8月に3件の交通死亡事故が起こり、規定で非常事態宣言に切り替えた。非常事態宣言は平成17年の市町合併後、6回目となる。発令期間は通常一カ月だが、交通事故が多発する年末までとした。合併以来最悪の交通死者数は同22年の21人。

非常事態宣言発令に伴い、市はのぼり旗やポスター、電光掲示板で周知を図り、FM三重で竹上真人市長が交通安全を啓発する。

470万円かけて消えかかっている同市大口町や高町の幹線道路や通学路の道路白線を塗り直す他、死亡事故が起きた同市伊勢寺町の交差点に注意喚起のマークを入れる。

緊急に市役所で記者会見した竹上市長は「交通事故死者数が昨年の倍を既に超えている。合併以来最悪にならないとも限らない。白線の引き直しは残っている予算をかき集めた」と話した。