
【鈴鹿】カタールで今月27日に開幕する世界陸上競技選手権大会「ドーハ2019」に、日本代表選手として出場が有力視されている三重県鈴鹿市出身の男子走り高跳び選手、衛藤昂さん(28)=AGF鈴鹿所属=が10日、同市役所を訪問。末松則子市長に大会に向けての意気込みを語った。
衛藤選手は5月の静岡国際陸上競技大会で2メートル30センチの記録を出し、世界大会参加標準記録を突破しており、参加資格を持つが日本代表選手としての正式発表はまだない。
現在のワールドランキングは15位。今回の出場が決まれば3回目の世界大会となる。過去2回は予選で敗退した。
来庁した衛藤選手は「今年は調子がいい」と話し、「東京五輪前の最後の世界選手権。成績を残せば東京五輪出場に向けていい弾みになるので決勝進出に向けて頑張る」と抱負を述べた。
末松市長は「ベストコンディションを持続し、自分の納得する試合展開をして欲しい。市民の応援が力になれば」と激励し、横断幕に署名した。