「音楽で人の力に」 ロックバンド「スロウハイツと太陽」 三重県知事表敬 自殺防止イベントPR

【イベント開催を鈴木知事(右)にPRする実行委とバンドのメンバーら=三重県庁で】

自殺を防止するための啓発イベント「生きるとはなにかwithスロウハイツと太陽」の主催団体とイベントに出演する愛知県名古屋市のロックバンド「スロウハイツと太陽」のメンバーが10日、三重県庁を訪れ、鈴木英敬知事に津市での開催をPRした。開催は今回で3回目となり、実体験を元に作詞・作曲された「本当につらくなってしまったあなたへ」という曲が参加者らの間で共感を呼んでいる。

イベントは16日に津市一身田上津部田の県総合文化センターで開催。県内の有志らでつくる「生きるとはなにか実行委員会」が企画した。同バンドのライブを実施するほか、志摩市出身のダンサーUkiさんや三重校ダンス部と一緒にパフォーマンスする。

同バンドは平成25年1月に結成。メンバーの山田楓記さん(26)が松阪市出身だった縁でイベントに出演している。シミズフウマさん(27)が実体験をもとにつくった「本当につらくなってしまったあなたへ」は学校の道徳の授業で使われるなど注目を集める。

県庁を訪れたシミズさんは「吃音を持っていてうまく言葉がしゃべれない時期があった。当時は自分の病気が何なのかも分からないまま、苦しい思いをした」と説明。「同じような思いを抱えている人に音楽という形で何か力になれればと活動している」と語った。

片山智貴委員長(22)は、同バンドの楽曲について「実際に聞いた時に伝わってくるメッセージ性や歌詞に共感した」と話した。

鈴木知事は「歌やメッセージが届くことで不安が和らいだりすると思う。皆さんの取り組みは素晴らしいもの」と述べた。

イベントは午後3時半に開演。当日券は一般3千円、18歳以下2千円、小学生以下無料。前売り券はそれぞれ500円引き。チケットの問い合わせは、松阪市のとんかつ屋「茂とん」=電話0598(21)1112=へ。