三重県内夏休み観光客2%減 梅雨明け遅く台風襲来響く

 

三重県は9日、夏休み期間(7月13日―9月1日)に県内の主要観光施設を訪れた観光入り込み客数を発表した。調査の対象となった21施設への入り込み客数は1日当たり11万7997人で、前年と比べて2355人(2・0%)減少した。お盆シーズンに台風10号が襲来し、集客が期待された観光施設で閉園や営業時間の短縮が相次いだことなどが主な要因とみている。

調査の対象期間は前年と同じ51日間。観光入り込み客の総数は延べ611万8550人で、前年と比べて14万275人(2・2%)減少した。対象施設のうち8施設は前年よりも入り込み客数が増加し、残りの13施設は減少した。

最多の集客数を誇るナガシマリゾート(桑名市)は267万人で、県内全体の約4割を占めたものの、前年と比べて5万人(1・8%)減少。梅雨明けが例年より遅く序盤でプールの利用客が伸び悩んだほか、台風10号の影響で8月15日は終日休園したため。

下げ幅が最も大きかったのは道の駅「熊野・花の窟」(熊野市)で、前年比55・4%減の2万4434人だった。台風10号の影響で8月17日に予定されていた熊野大花火大会が延期になったため、東紀州地域の4施設全てで入り込み客数の減少がみられた。

一方、伸び率が最も大きかったのは伊勢神宮(伊勢市)で、7・0%増の107万3857人。5月の大型連休(ゴールデンウイーク)後も改元効果が続いているとみられ、伊勢神宮周辺にある伊勢志摩地域の5施設はいずれも前年より入り込み客数が増えた。

鈴木英敬知事はぶら下がり会見で「台風や大雨などで閉園や閉園時間を繰り上げたところが多く、熊野大花火のように中止・延期になったところもあり、微減につながった」と説明。「お盆の一番集客できるときに台風が襲来し、気候の影響が大きかった」と述べた。