亀山 心形刀流武芸形を披露 心の修養を第一に精進 三重

【武芸「二刀之形」を披露する小林師範役(右)=亀山市本丸町の亀山演武場で】

【亀山】三重県無形文化財の「亀山藩御流儀心形刀流武芸形(おんりゅうぎしんぎょうとうりゅうぶげいがた)」を受け継ぐ「心形刀流保存赤心会」(六代目師範役・小林強)は8日、同市本丸町の亀山演武場で「演武見学会」を開き、小林師範役(81)ら会員10人が、抜合(ぬきあい)や小太刀の形(こだちのかた)、二刀之形(にとうのかた)など演武を披露した。

心形刀流は、江戸時代の初めに伊庭是水軒(いばじょすいけん)が創始した剣術の流派。幕末の頃、江戸時代四大道場の一つに数えられた心形刀伊庭道場で免許皆伝を得た、山崎雪柳軒(やまざきせつりゅうけん)が亀山に帰藩し、藩の剣術指南役に任命され、心形刀流の道場を「亀山演武場」と名付け、以来150余年現在まで途絶えることなく伝承されている。

この日は、市内外から訪れた21人が見学。演武のほか、同会員が心形刀流の歴史について解説した。小林師範役は「人への愛と感謝の気持ちが大切。心形刀流『心之妙徳』の教えを忘れず、心の修養を第一に稽古に精進する」と話した