豚コレラ、ワクチン早期接種を 中部5県養豚団体、知事に要望

【鈴木知事(手前)に早期のワクチン接種を求める小林会長(中央)ら=三重県庁で】

家畜伝染病「豚コレラ」の感染が7府県に拡大していることを受けて、三重県養豚協会など中部5県の養豚団体が9日、鈴木英敬三重県知事に豚に対する早期のワクチン接種を求める要請書を提出した。

三重、岐阜、長野、静岡の4県の養豚協会と愛知県の有志らでつくる団体が提出。5団体は2日の会合で、感染拡大を防ぐには地域限定のワクチン接種が必要という結論に達し、各県の知事らに要請すると決めた。

要請書では「県単位でのワクチン接種は非現実的」と指摘し、広域ブロックでのワクチン接種を検討するよう要望。中部5県に北陸3県と山梨、滋賀両県を加えた10県でのワクチン接種を求めた。

三重県養豚協会の小林政弘会長らが県庁を訪れ、鈴木英敬知事に要請書を手渡した。小林会長は「農家としては早くワクチンを打たせてほしい。殺処分がないようにいち早くお願いしたい」と述べた。

鈴木知事は「豚コレラの感染拡大は生産者の不安や危機感を収めることができない深刻な状況」とした上で「要請は改めて重く受け止めたい。国の責任でワクチン接種ができるよう、強く求める」と述べた。