松阪市長に竹上氏 一騎打ち制し再選 三重

【当選して万歳する竹上氏(中央)=松阪市高町の選挙事務所で】

【松阪】任期満了(10月3日)に伴う三重県の松阪市長選は8日、投開票され、現職の竹上真人氏(57)=石津町=が、新人の塾経営、海住さつき氏(54)=西町=を下し、2期目の当選を果たした。投票率は前回比14・37ポイント減の38・28%で戦後最低となった。

同市高町の竹上氏の選挙事務所に当選の知らせが伝わると支持者らから「やったー」「よしっ」などの歓声が湧き起こり、喜びを爆発させた。

来賓に田村憲久衆院議員や鈴木英敬知事らが駆けつけた。

竹上氏は満面の笑みで現れ、「1期4年間の評価をしていただいた選挙。立派な成績を感謝します」と述べ、「市政改革をさらに着実に進めていきたい。来期も精一杯頑張ります」と決意表明すると拍手に包まれ、万歳三唱した。

当日有権者数は13万4010人(男6万3884人、女7万126人)。
■腰を据え長期課題対応を■
再選に向け「継続プラス進化!」を掲げた竹上真人氏が当選した。「4年間目指してきた元気なまちづくりの政策が正しいのか間違っているのか評価をしていただく選挙」(竹上氏)を制し、長期課題の若者の定住や雇用創出など少子高齢化対策を進める基盤ができた。

1期目は初当選時の公約「子育て一番宣言!」の実現に向け、小中学校へのエアコン導入やトイレ洋式化、保育園の新改築を通じた定員増などに取り組み、「ほぼ全て達成または着手した」と実績をアピールできた。

新たに大学誘致や県初となるフルマラソン開催も打ち出した。「みえ松阪マラソン」は来年12月20日に決まり、活気あるまちづくりに手腕を見せた。

前市政では、山中光茂前市長が2期目半ばで市議会との対立から突然辞職を表明しただけでなく、支持者らの市議会解散請求(リコール)の不成立が分かるまで半年以上辞表の提出を見送り、いたずらに市政運営を混乱させた。

竹上氏が山中氏の後継候補を破って初当選して対決構図は収まっている。腰を据えて「住んでみたい松阪市にしていきたい」の訴えを実現してほしい。