津 脳の病気、専門医が解説 「三重微笑庵」講演に霜坂氏

【講演する霜坂氏=津市芸濃町の芸濃総合支所で】

【津】地域の健康づくりを支援する団体「三重微笑庵」(岡本陽子会長、会員約80人)は7日、津市芸濃町の芸濃総合支所大会議室で健康講話を開催した。三重中央医療センター=津市久居明神町=名誉院長で脳神経外科専門医の霜坂辰一氏(66)が「脳の病気を知ろう」と題して話し、近郊の約百人が聴講した。

霜坂氏は脳神経外科の症状について解剖学の観点から解説。「病変が起こる脳の部位で症状は変わる」として右頭頂葉障害は洋服が着られない、後頭葉障害は目が見えなくなるなどのほか「記憶回路に病変があると悪気なく作り話をする症状もある」と述べた。

大脳から脊髄までの運動神経を高速道路に、脳出血を堤防決壊による洪水に例える分かりやすい内容で、知人と聴講した安濃町の女性(71)は「詳しくかみ砕いて説明してもらえた。身近な病気の話が聞けてよかった」と感想を話した。

同団体は一昨年に発足し医療や福祉の講話、健康体操などを開催。今回は同団体の依頼を受け同センターの出前講座として実施した。