
台風15号の接近に伴い、三重県は6日、県庁で緊急部長会議を開いた。4―6日の記録的な大雨による地盤の緩みが懸念されるため、県などは土砂災害への厳重な警戒を呼び掛けている。
津地方気象台の担当者が「県内には8日午後―9日午前に最接近する見込み」「局地的に激しい雨となる可能性がある」と注意喚起した。
渡辺克己県土整備部長は県内の各建設事務所とともに警報発令時は2班体制を敷き、状況によって増班すると説明。日沖正人防災対策部長は各部局に連絡体制の確保を要請した。
鈴木英敬知事は「既に被害を受けている箇所で被害が拡大する可能性もある」と述べ、市町と連携して対応するよう指示した。