志摩 神事向けわらじ作る 三重

【わらじ曳き神事に向けて大わらじを作る住民ら=志摩市大王町の大王公民館で】

【志摩】三重県志摩市大王町波切の大王公民館で6日、豊漁と海の安全を祈願する「わらじ曳き」(同実行委員会など主催)で奉納する大わらじづくりがあり、地元住民約20人がわらで巨大なわらじを組み上げた。

平安時代に始まり、江戸時代の1703年に再興されたとされる。昭和46年に県無形民俗文化財に指定。近年では悪さを働く片目片足の巨人「ダンダラボッチ」を追い払う策として作られたという民間伝承が元になったとされる。

大わらじは8日の「わらじ曳き神事」で波切神社に奉納し、14日に「わらじ祭り」で神事を一般公開した後に海に流す。

この日は20―50代の男性が参加し、有志が集めたわらで縄を編み、全長約2・1メートル、最大幅約1・2メートルに組んだ竹製の枠に巻き付けて巨大な片足分のわらじをつくり上げた。

昨年から続いて祭りを仕切る「頭家(とうや)」を務める漁業、石野英明さん(58)は「無事祭りを終わらせて住民が一年安全に過ごせるようにしたい」と話していた。