尾鷲 天狗倉山山頂の方位盤、修復設置 プロジェクトメンバーら 三重

【方位盤を天狗倉山山頂に運ぶプロジェクトメンバーら=尾鷲市で(天狗倉山まるごとプロジェクト事務局提供)】

【尾鷲】三重県尾鷲市の尾鷲観光物産協会職員や尾鷲商工会議所女性部らでつくる「天狗倉山(てんぐらさん)まるごとプロジェクト」のメンバーらが、同市と紀北町にまたがる天狗倉山(522メートル)山頂にある方位盤の修復に約1年間かけて取り組み、このほど設置した。

鉄製の方位盤(直径70センチ、重さ12キロ)は約45年前に同市の山岳愛好会が設置した。長年の雨や風で傷み、プロジェクトのメンバーらは「山頂に立って見える素晴らしい山々や尾鷲湾の島々を名前とともに眺めてもらいたい」と修復を決め、昨年7月に山頂から下ろした。

市内の有志が測量やサビを落としで協力し、三重大美術サークル「カゲムシャ」が筆で「八鬼山」「九木峠」「熊野古道伊勢路」などの文字を書いた。

21人が代わる代わる方位盤を背負って登って設置した。プロジェクト事務局の梅谷陽子さん(54)は「山頂に登って見える景色と名前が一緒だとうれしいと思う。ぜひ役立ててほしい」と話している。