津 遊び心を大切にした彫刻 真下さん、三重画廊で個展 三重

【彫刻作品を紹介する真下さん=津市中央の三重画廊で】

【津】三重県菰野町のアトリエを拠点に活動する彫刻家の真下賢一さん(54)=愛知県一宮市=の個展が4日、津市中央の三重画廊で始まった。花こう岩などさまざまな石を素材に制作した大小の彫刻18点を展示・販売している。8日まで。

真下さんは一宮市出身で三重大学から愛知教育大院芸術教育学を修了。国内外の公共彫刻や国際彫刻シンポジウムなどで制作し県内では三重大付属幼稚園のすべり台彫刻を手がけた。県内での個展は今回が初めて。

一から形作る場合と自然石を生かしながら作る場合のいずれもあるといい、曲線と直線、滑らかさと粗さが混在する「予感」、三日月型に削られた部分がユーモラスな表情を醸し出す「まちぼうけ」などが並ぶ。

「インナー・ヴィジョン」と題した複数の作品は、どれもレンズを内包したようにつるりとした部分がある。

真下さんは「見た人の想像力をくすぐる遊びの部分を大切にしている。もっと大きくて屋外にあったら、と脳内で転換してみて」と来場を呼び掛けていた。