聴覚障害者ら対象にNET119 伊勢市消防本部が運用開始 三重

【伊勢】三重県の伊勢市消防本部は1日から、聴覚や言語障害を持つ人らを対象に、スマートフォンやタブレット端末から音声ではなく文字入力などで119番通報ができる「NET119緊急通報システム」の運用を開始した。県内では津市消防本部に次いで2例目。

利用者は端末のインターネットを通じて専用ページから、「火事」「救急」「その他」から通報内容を選択。専用チャットを利用して症状を含めた具体的な状況をリアルタイムで伝えることができる。

位置情報は、あらかじめ設定した自宅やよく立ち寄る場所を選択するほか、衛星利用測位システム(GPS)や地図表示、通報者が撮影した写真などを通じて特定することができ、県外でも同システムを導入している他の消防本部と連携してやりとりすることができる。

6月1日現在、全国726消防本部のうち168カ所で導入しており、来年までには578カ所で導入予定という。

伊勢市消防本部では同管内(伊勢市、玉城町、度会町)の在住、通勤、通学者で聴覚や音声、言語障害を持つ人を対象に募集をかけ、現在21人が登録している。登録には同消防本部や各消防署、市障害福祉課などで配布する申請書兼同意書の提出が必要となる。