豚コレラに11億円 三重県が補正予算案を発表 県議会代表者会議

【ぶら下がり会見で、豚コレラの対策費を盛り込んだ補正予算案に言及する鈴木知事=三重県庁で】

三重県は4日の県議会代表者会議で、県内で感染が確認された豚コレラの関連費として、約11億円を追加する本年度の一般会計補正予算案を発表した。18日に開かれる9月定例月会議の本会議に提出する。

県によると、補正予算案は県内での感染拡大を防ぐ対策や農家への経営支援、風評被害対策に充てる。いなべ市内の養豚場で実施した防疫措置や、新たな発生を想定した防疫措置の費用も含まれる。

貯金に当たる財政調整基金(財調)を取り崩して財源に充てるほか、一部の事業については国から補助金が交付される見通し。県は補正予算案の詳細を明らかにしておらず、12日に発表する予定。

一方、今回の補正予算案には、いなべ市内で実施した防疫措置に要した時間外手当などの人件費は含まれていない。県は次回以降の補正予算案で、豚コレラの対応に要した人件費を計上する方針。

鈴木英敬知事は4日のぶら下がり会見で「豚コレラの発生から1年が経過するにもかかわらず、全国的に収束していない状況。生産者の不安を重く受け止め、対策に全力を挙げる」と述べた。