不適切事務への対応検証 委員らの指摘相次ぐ コンプライアンス懇話会 三重

【三重県の再発防止策に対して意見の述べるコンプライアンス懇話会の委員ら=県勤労者福祉会館で】

三重県は4日、津市栄町一丁目の県勤労者福祉会館で、有識者5人でつくる「コンプライアンス懇話会」を開いた。委員らは、コンプライアンス(法令順守)の推進に向けた県の上半期の取り組みや、上半期に発覚した不適切な事務処理事案への対応を検証した。

県は管理職員の人事評価基準の見直しや知事との面談など再発防止に向けた12項目の取り組みを紹介。委員からは「良いと思う対策を全部打って、後でその効果を検証するのは駄目」「満遍なくやるのは大変で、メリハリが大事」などの指摘が相次いだ。

また、県は北勢福祉事務所(四日市市)の職員が平成28年度から生活保護費の申請を怠り、一部を私費で支払う不適切な事務処理をしていたことが発覚したと報告。委員らは「職員を孤立させずに連帯して処理できるようにすべき」などと改善を求めた。

県は県職員の不祥事や不適切な事務処理が相次いだことを受け、今年1月にコンプライアンス懇話会を設置。本年度は半年に一度、県の再発防止策を検証する。懇話会の意見は県議会で報告し、課長級職員らでつくる「コンプライアンス推進会議」などで共有する。