衝突車両から証拠収集 三重県警が交通鑑識実践塾

【事故車両を調べ方を実演する指導員(左)=鈴鹿市稲生町で】

【鈴鹿】三重県警交通指導課は2日、鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキットで、交通鑑識実戦塾を開き、大阪や愛知など7府県の警察官を含む約200人が参加した。車同士の衝突実験などを行い、参加者は衝突時の車の速度や衝突地点を割り出す手順などを確認した。

交通事故事件捜査員の技能を向上させようと毎年開催し、13回目。この日は、手押し車を押した老人に見立てた人形を車でひく衝突実験や、ドライブレコーダーや防犯カメラの映像から車両速度を算出する方法の説明などがあり、参加者は捜査の要点を学んだ。

車両同士の衝突実験は、斜めに停車している車に別の車が時速40キロ程度で追突。参加者は、追突時の衝撃で生じたタイヤ痕から衝突地点を割り出す手順を確認した。人形を使った衝突実験では、衝突地点から人形が吹き飛ばされた地点までの距離を測り、車両速度を算出した。

伊藤勝彦・交通事故事件捜査統括官は「交通事件の捜査では客観的な証拠の収集が何より大切。参加者には実戦塾で培った技術や知識を現場で生かしてほしい」と語った。