伊勢 御師に学ぼう、まちづくり 廃止150年向けフォーラム 三重

【市内に現存する唯一の御師邸・旧御師丸岡宗大夫邸=伊勢市宮町で】

【伊勢】江戸時代を中心に伊勢神宮への参拝客の世話をした「御師(おんし)」。その御師の制度が廃止されてから、2021年で150年を迎える。節目の年に向け、地元三重県伊勢市の有志や識者らでつくる実行委員会が、記念事業「伊勢の御師フォーラム2021」を企画し準備を進めている。

御師は、伊勢神宮の信仰を全国に広めた神職。平安末期に始まったとされ、最盛期には伊勢に800軒あったという。参拝客らの宿泊や食事などの世話をし、江戸時代を中心に活躍したが明治4年に廃止された。

御師フォーラムでは、「御師に学ぶまちづくり」をテーマにシンポジウムや体験イベントなどを開催予定。最初の取り組みとして、来年4月1日―7月31日に、懸賞論文を募集する。御師とまちづくりをテーマに、御師が果たした役割を検証し、将来のまちづくりにつながる研究や提案を募る。未発表で、本文8千―1万2千字のワード形式の原稿データをメールか郵送で応募する。最優秀賞1点に賞金30万円、優秀賞2点には各5万円が贈られる。

実行委は「フォーラムを通じ、御師の功績に触れてほしい」と話している。

問い合わせは伊勢の御師フォーラム2021実行委事務局=電話0596(27)0455=へ。