斎宮中心部の遺物狙う 明和町の史跡 発掘を開始、現場公開 三重

【近鉄線路北側で始まった史跡斎宮跡第197次発掘調査=明和町竹川で】

【多気郡】三重県の斎宮歴史博物館は2日から、明和町竹川の史跡斎宮跡第197次発掘調査を開始するとともに、発掘現場の公開を始めた。公開期間は来年2月28日までの平日。無料。

場所は史跡西部に位置し、同館から南に約500メートルの近鉄線路北側。実在が確実な大来皇女(おおくのひめみこ)が生活した飛鳥・奈良時代の初期斎宮の立地が想定されている。

隣接地からは約1350年前の飛鳥時代終わりごろの斎宮中心部と考えられる区画の塀跡や建物跡が出土している。今回は塀や建物の柱穴跡の続きを調べるとともに、中心部に関連する遺物の発見を狙う。

線路南側では約1300年前の奈良時代の斎宮の重要施設を囲むとみられる塀跡が確認されている。

畑の表土などを50―60センチ掘り下げると柱穴跡などが出てくるという。発掘作業は酷暑を避けて今月から始め、今年度中に終える。

同館調査研究課の山中由紀子さんは「重要な建物跡や貴重な考古資料の発見が期待されます」と来場を呼び掛けている。

雨や発掘作業の休止時は見学できないので来場の際は同館調査研究課=電話0596(52)3800=へ問い合わせる。