三重県知事定例会見 スペインで美食の交流へ 現地訪問の県内生徒募集

【定例記者会見で、バスク州との交流事業を発表する鈴木知事=三重県庁で】

鈴木英敬三重県知事は2日の定例記者会見で「世界一の美食の街」として知られるスペイン・バスク州のサン・セバスティアン市と「食」をテーマに交流すると発表した。県内で料理を学ぶ生徒らが現地を訪れ、高級レストランのシェフから本場のスペイン料理を学ぶ。

スペインの自動車向けプレス部品世界最大手が松阪市内に進出し、県とバスク州が産業交流の覚書を交わしたことがきっかけ。県とバスク州の双方が豊かな食に恵まれていることに着目して交流を決めた。

県は2人程度、現地を訪問する生徒らを募集する。生徒らは県内の料理人らと11月6―8日までサン・セバスチャン市を訪問。ミシュランガイドで3つ星となったレストランのシェフからレシピを学ぶ。

このほか、バスク地方の男性らによる料理研究会「美食クラブ」やバル街などを訪れて「本場の味」を体験する。県が開く県産食材をアピールするイベントにも参加し、調理を実演するという。

県は生徒2人分の渡航費や宿泊費のほか、現地での活動に必要な食材を調達する費用などとして90万円の支出を想定している。県民の協力で費用を捻出しようと、ホームページで寄付金を募る。

鈴木知事は会見で、生徒らが現地で得た体験を関係者で共有し、食の分野を担う人材の育成につなげる考えを示した上で「県民の皆さんにも次世代を担う若者を応援してもらいたい」と寄付を呼び掛けた。

高校や専門学校で調理を学んでいる人が対象。電子メールやファクスで13日までに申し込む。応募と寄付の問い合わせは県中小企業・サービス産業振興課=電話059(224)2458=へ。