住民の健康増進に貢献 小泉医師に「やぶ医者大賞」 鳥羽の診療所に勤務 三重

【やぶ医者大賞を受賞した神島診療所の小泉医師(左)と中村市長=鳥羽市役所で】

【鳥羽】本年度の「やぶ医者大賞」(兵庫県養父市主催)に受賞した三重県鳥羽市立神島診療所の小泉圭吾医師(41)が30日、鳥羽市役所を表敬訪問し、中村欣一郎市長に受賞を報告した。

同賞は若手医師の育成や、医療過疎地域の医師確保、地域医療発展への寄与を目的に毎年開催。医療過疎地域で5年以上勤務している50歳以下の医師や歯科医を対象とし、応募8人の中から大賞に選ばれた。

小泉医師は松阪市八重田町出身で、自治医科大を卒業後、平成15年4月に県に入庁。県立総合医療センターや町立南伊勢病院などを経て21年から通算8年間、神島診療所に勤務し、島民約330人に対する診察を続けている。

通常の診察だけでなく、認知症対策として高齢者を対象とした体操教室の開催や、在宅医療の環境作りなど、地域住民に寄り添い住民の健康福祉増進に貢献したことも評価された。

受章を報告した小泉医師は「やってきたことが認められた。これからも僻地医療のために努力していきたい」と喜びを語った。25年から2年間、視野を広めるために一時的に神島を離れて別の離島などを巡ったとし、「島の人たちがすてきな人生を送る方法を探っていきたい」とした。

報告を受けた中村市長は「受章に立ち会えたことは光栄。地元で信頼を受けて活動していることが伝わったと思う」と激励した。