上田豪氏が死去 百五銀会長、事業拡大に尽力 68歳 三重

百五銀行(本店・三重県津市岩田)会長の上田豪氏が25日に直腸がんのため死去した。68歳。多気町出身。通夜と告別式は近親者のみで行った。後日、同行主催で「お別れの会」を開く。

上田氏は昭和49年に関西学院大経済学部を卒業し、同行に入行。システム統括部長や常務などを経て、平成21年6月に代表取締役頭取に就任。27年4月に代表取締役会長に就いた。

頭取に就任した平成21年の8月に子会社の百五証券を設立。タイにバンコク駐在員事務所を開設したほか、愛知県への出店を進め、営業を強化した。24年には預金総額4兆円を突破した。

お別れの会の場所と時間は未定。問い合わせは同行広報ESG課=電話059(223)2326=へ。

■県内財政界からしのぶ声■
百五銀行の会長を務めた上田豪氏の訃報を受け、県内の政財界からは功績や人柄をしのぶ声が相次いだ。上田氏は同行の事業拡大に尽力しただけでなく、県内企業の成長や地域の活性化に貢献した。

鈴木英敬知事は「訃報を聞いて大変驚いている。ワイン通の上田会長ともう一度ご一緒したかったが、それもかなわず、本当に残念」と別れを惜しみ、「県を発展させようとする強い意志を受け継ぎ、県民が幸せを実感できる社会を創る」との決意を表明した。

津商工会議所の岡本直之会頭は「8年5カ月の長きにわたって会議所の事業運営にご尽力いただいた。誠実な人柄と強いリーダーシップをもって地域の発展に貢献された。心からご冥福をお祈り申し上げる」とコメントを寄せた。