三重県警 駐車違反で差し押さえ 放置違反金滞納者宅を捜索 県内初

駐車違反の放置違反金を滞納したとして、三重県警交通指導課は29日、四日市市と鈴鹿市の男女2人の自宅を捜索し、延滞金を含む計2万6200円を差し押さえたと発表した。捜索差し押さえは県内初。

県警によると、対象は両市の20代から50代の男女8人。うち6人は留守のため差し押さえを実施しなかった。滞納期間は最長で違反日から4年3カ月に上る。

差し押さえられたのは四日市市の40代の男性と鈴鹿市の20代の女性。男性は違反日から8カ月、女性は1年2カ月滞納していた。差し押さえに立ち会った関係者は「少額なので差し押さえまでされるとは思わなかった」と話したという。

県警はこれまで、預貯金口座の差し押さえなどを実施してきたが、国税徴収法に基づく捜索差し押さえは初めて。滞納者の増加に伴う全国的な流れという。県内では7月末現在、約370件(500万円)の滞納が発生している。

今回、差し押さえの対象になったのは、駐車違反をした車両の所有者。駐車違反は、速度違反や一時停止違反などと違い、運転者を特定するのが難しいため、平成18年に道交法が改正され、所有者に放置違反金の支払いを命じられるようになった。