三重交通と三重いすゞ自動車 「連節バス」を来月試走 伊勢市内路線

【来月から伊勢市内などで走行実験を始める連節バス=伊勢市の三重交通伊勢営業所で】

【伊勢】三重交通(竹谷賢一社長、三重県津市中央)と三重いすゞ自動車(川村則之社長、同市垂水)は9月2―6日、伊勢市内路線バスとして導入を検討している「連節バス」の試験走行を実施する。走行環境や道路状況の課題を確認し、問題がなければ令和3年春ごろの正式導入を目指す。

伊勢市内への観光客の利便性や輸送効率の向上、公共交通の利用促進や渋滞低減などを目的に昨年から導入を計画してきた。連節バスの運行は国内では岐阜バスや奈良交通、西日本鉄道などの例があるが、県内では初の試みという。

2階建てバスと比較して乗り降りが簡易でバリアフリーにも対応でき、高さに制約が多い市内の道路事情に合わせやすいという。

走行予定の車両はいすゞ自動車がこの春発表した新型の連節バス「ERGA DUO(エルガ デュオ)」。通常の路線バスより約7・5メートル長い全長約18メートルで、定員も通常より44人多い119人が乗車できる。

伊勢神宮内宮前などを含む市内の営業予定経路と回送経路、車両整備時を考慮して国道23号を含む伊勢―津市内の回送経路を走行予定。時間帯は各経路により午前5―7時と午後1―5時を予定し、走行時は前後に安全運行管理車が伴走、右左折時や停車時は安全誘導員を配置する。

三重交通新交通サービス推進課の小瀬古恵則課長は「車両を走らせることでまちのにぎわいの一助としていきたい」と話している。