三重県知事、公表基準の再考示唆 教諭の腕立て伏せ強要で

【ぶら下がり会見で、腕立て伏せの強要に所感を述べる鈴木知事=三重県庁で】

鈴木英敬三重県知事は28日のぶら下がり会見で、県立高校で勤務する50代男性教諭が誤答した生徒に腕立て伏せを強要した問題について「体罰は絶対にあってはならない。あまりに認識が甘い」と述べた。

鈴木知事は男性教諭の行為を「極めて遺憾で情けない」と批判。県教委や学校には「再発しないよう一人一人に徹底してほしい」と求めた上で「県民や生徒、保護者に大変申し訳なく思う」と陳謝した。

県教委が男性教諭への訓告処分を公表していなかったことも「体罰であり、生徒が休まなければならない事案。感度が足りていないと言わざるを得ない」と述べ、公表基準の再考を求める考えを示した。

県教委によると、男性教諭は5月ごろから、授業で誤答した複数の生徒を机や椅子の上に立たせるようになった。6月には男子生徒に対し、間違えた数の10倍に当たる70回の腕立て伏せを強要していた。