「備長炭」南伊勢ブランドに 町資源のウバメガシ活用 三重

【小山町長(右)から南伊勢ブランド認定書を受け取った森前さん=南伊勢町役場南勢庁舎で】

【度会郡】三重県の南伊勢町は27日、町役場南勢庁舎で南伊勢ブランド認定書授与式を開いた。本年度は新たに「マルモ製炭所」代表の森前栄一さん(51)=同町伊勢路=が生産する「伊勢志摩備長炭」を認定し、小山巧町長が森前さんに認定書を手渡した。

平成20年度から、地域経済の活性化や町産物の普及向上を目的に魅力ある町産品を同ブランドに認定。今回で26品となる。

奈良県出身の森前さんは10年前に同町に移住。町内に多く自生する備長炭の原木「ウバメガシ」を切り出して販売していたが、7年前から自身で炭を焼くようになった。

現在は2つの炭窯で年間約10トンを生産。不純物が少ない炭素率95%以上の良質な備長炭のため、一般的な炭と比べ2倍以上火が持続。炭から煙や匂いがほとんど発生しないので、食材の味が生かせるという。県内や東京の飲食店に販売するほか、今後はインターネット販売も行う予定。

小山町長は「地域資源のウバメガシをうまく活用してもらい、ありがたい。商品も将来性があり、販路も確保準備できていて町の産業として期待している」と激励した。

森前さんは「認定してもらい身の引き締まる思い。品質も生産量もさらに上を目指し、若い人材も育てていきたい」と話していた。