相手に気持ちよく好印象を 伊勢で親子ら「おもてなし体験」 三重

【宇仁さん(左端)から正しい箸の使い方を教わる参加者ら=伊勢市宇治浦田一丁目の五十鈴塾右王舎で】

【伊勢】三重県伊勢市の老舗和菓子店「赤福」主催の体験学習「伊勢おもてなし体験」が26日、伊勢市宇治浦田一丁目の五十鈴塾右王舎であった。県内から31人が参加し、正しいお辞儀や箸の使い方、伊勢地方独自のしめ縄の風習について学んだ。

赤福では約5年前から、伊勢のことを知ってもらおうと修学旅行生や地元の小学生を対象に同体験を実施。今回は初めて一般参加型の体験学習を企画し、夏休み中に3日間開催した。

この日は、全日本作法会家督総本部の宇仁陽子さんが講師を務めた。宇仁さんは「おもてなしは思いやり。相手が気持ちよくなるようにすることが大事」と話し、好印象を与えるお辞儀について解説。真礼、行礼、草礼の3種類を状況に合わせて使い分けることを教え、参加者らが実践した。

箸使い講座では持ち方やつまみ方だけでなく、割り箸袋を使った箸置き作りや基本的なお膳の並べ方も指導。参加者らは豆をつまむ練習などをしながら正しい箸使いやマナーを学んだ。

最後に、おかげ横丁で活動する紙芝居師の大谷勲さんが、伊勢地方のしめ縄の木札に書かれた「蘇民将来子孫家門」のいわれなどを紙芝居で分かりやすく解説した。

同市上野町の川北里恵子さん(41)は娘2人と母親と参加。「家族も知らなかったことを学ばせてもらい、子どもにとっても貴重な時間になった」と話していた。