インターハイ 津出身の戸上、卓球男子単2連覇 三重

【インターハイの熱戦を振り返る戸上隼輔=津市内で】

山口・野田学園高校3年の戸上隼輔=三重県津市出身=が今月20日、鹿児島市で行われた全国高校総体(インターハイ)卓球競技会男子個人シングルス決勝で2年連続の優勝を果たした。前年度覇者として高校最後のインターハイに臨み、重圧の中2連覇を達成した18歳に、出身地の津市で、インターハイの感想や今後の夢など聞いた。

男子個人シングルス決勝では愛工大名電(愛知)の篠塚大登をフルセットの末破った。前日の団体戦決勝でストレート負けしたライバル校の1年生。高校入学後の対戦成績は2勝1敗の相手に第1セット目を奪われたが、気持ちを切らさず第2、第3セットを連取して競り合いに持ち込んだ。

最終の第5セットを11―9で奪い、熱戦にけりをつけると「人生でも数回しかない」歓喜の涙を流した。「皆で目指した団体優勝をトップで出た自分がつぶしたことが悔しくて悔しくて。それでも誰一人自分を責めずシングルスで優勝してくれと後押ししてくれた」。自分の精神面の成長を実感するともに、周囲の支えを感謝した瞬間だった。

高2でインターハイ、全日本ジュニアを相次いで制し、国内ジュニアのトップに上り詰めた。高校卒業後は進学。その先は日本初のプロ卓球リーグ「Tリーグ」に参戦するか、海外でプレーするかは決まっていないが「2024年のパリオリンピックに必ず出場し、メダルを取ることが目標」と力強く話す。

Tリーグには、元男子日本代表の坂本竜介氏が監督を務める「T.T彩たま」の一員として高2秋からスポット参戦。今年2月の北海道大会ではリオ五輪メダリストの水谷隼選手を破る金星も挙げた。「パワーではまだ劣るが、ラリー戦の時、前でも下がっても打てるところは自分の持ち味。ボールのスピードも生かして相手を振り回すことができれば」と話し、シニアの世界でも快進撃を誓う。